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同じ日に中高年者と現役大学生の面接指導を行う

12月上旬、同じ日に2事業所の面接指導を行った。
午前中は数年後に定年退職を控えた約30名の中高年齢者、
午後は場所を変えて約40名の現役大学生。
両者の差異と共通点が明確に分った。

中高年齢者は
a 定年退職後はまだ時間があるのでのんびりと構えている
b 仕事経験は多いが何を伝えたらよいか分らない
c 一応何をしたいのかを決めているがその具体的なイメージが分らない

一方、大学生は
a 3年生なので今すぐに就職活動を始めなければならない
b 仕事経験がないのでネタをひねり出すのに苦心している
(残念ながら、学生の本務である学業について語る学生は少なかった)
c どんな仕事をしたいのか具体的なイメージを持っていない

そこで、共通して言えることは、
a まず、将来方向(希望業種、職種などをいう)が明確になっていない。
そして、将来方向を決めたとしても、なぜ、その方向を目指すのかが分らない。
(ただ、なんとなく決めたのか?)

b 従って、自分の魅力のうち「何を」活かせるのか分らない
その前に自分の魅力さえも認識していない方もいる。
つまり、自己分析を省略している方もいる。
(中高年齢者には筆者がその要領を伝えてあるのだが。
大学生は指導を受けた形跡がみられない)

c さらに、目指す将来方向からは何が求められるだろうか、
という職業研究が不十分。
(応募先の選定の段階では応募先の研究が必要となる)

d ゆえに、中高年齢者は過去のどんな経験を活かせるのか?
大学生は、学生の本分たる学業を含む学生生活の何を活かせるのか? が分らない。

以上のことから、就職活動の手順、つまり
a 雇用環境を知って、
b 自分を知って、
c 将来方向を決め、
d 職業研究又は応募先を研究して応募先を選定する
という応募活動以前の準備を省略せずにしっかりと行うことが重要であると考えている。

つまり、どんな仕事をしたいのか、具体的なイメージがないと、
応募先に伝えるネタを探し出すことができない。

したがって将来方向をしっかりと決めることが先決である。

もし、依頼があれば、このあたりを直接助言したいものである。

将来方向の決め方については
私著「中高年者の就職力パワーアップの秘訣」に
記されているので参考にしていただきたい。

なお、私著の対象は中高年者になっているが、
若年者にも大いに参考になることを付け加えたい。

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