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大企業で活躍中の中高年者と津波で全滅した再起の乗馬クラブ経営者

先日、福島市内のホテル内で行われた某大手企業の、福島県内から集まった40代の社員を
対象としたセミナーの講師を務めた。
今までを振り返り、今後の方向を決めようという内容である。
40代というと中堅であり、いわゆる「脂がのっている」現役バリバリの人たちである。
このような人が活躍しているからこの会社が成り立っているのだなと感じた。

ところで、今後の方向を決めようというとき、決められなかった人もいた。なぜだろうか?
これまで、会社の指示通りやってきた方のようである。
言い換えれば「流れに身を任せてやってきた」というのである。
その中で自らの能力を発揮し、充実感を覚えるならば幸せなことであり、素晴らしいことだと思う。

しかし、そうでなければ我慢の毎日だったかも知れない。
そうでなかったと思いたい。
さらにこれからどうなるかはわからない。
雇用の流動化といわれる現在、さらに、定年もある。
その後はどうするのか?

筆者は非常に気の毒に感じたので、「自分の本当にやりたいことを探し出して、
主体的に人生を送った方があとで後悔しないのではないでしょうか」というアドバイスをした。

10日、仙台市西部の秋保森林公園内にある乗馬クラブ「ベルステーブル」代表鈴木氏を訪問した。
お見受けしたところ30代後半のさわやかな好青年だった。
挨拶を交わしたら、奥様を呼んでいただき、挨拶をさせていただいた。
奥様もさわやかな美人。夫婦とも笑顔がとても素晴らしかった。

実は、筆者が講師を務めている自衛隊定年退職準備セミナーの受講者にお願いして
被災企業のための義援金を集め、その義援金をお渡しするためにお邪魔をしたのである。

鈴木氏とは実は初対面ではなく、昨年東日本大震災の直後の3月下旬、
筆者は名取市役所内で相談ボランティアをしていたとき、相談に来られたのである。
その内容は、仙台空港東側地区に市から土地を借用して乗馬クラブを経営していたが、
津波被害を受けて、代替え地を求めているとのこと。
もちろんほとんどの馬も津波にのまれたそうだ。
生き残ったのは2頭だけ。今は、某地で隠居生活をしているとのこと。

昨年5月頃、代替え地を探していたところ、協力者が現れ現在地に決まり、
昨年8月にオープンしたのである。
筆者は氏の行動力に驚くとともに、再開したその喜びがひしひしと伝わってきたことを感じた。

現在は公園内で営業している。筆者自身は初めて公園内にはいったが、公園も魅力的である。
読者の皆様にも是非立ち寄っていただきたいと思う次第である。
ベルステーブルホームページ
http://www.bell-stable.com/
秋保森林スポーツ公園
http://www.h-crescent.co.jp/sportspark/index.html

なお、鈴木氏らの苦労は大変だったと思われる。
しかし、苦労したことは全く見せず、それ以上に表情がよく、いきいきしておられる。
10月20~21日には山形県上山市市民馬術場で行われる馬術競技会に参加する予定だそうだ。
可能であれば拝見したいものだ。

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