面接ではどのくらい話せばいいのか?
5月25日宮城県内の某所にて就職支援セミナー演習コースを実施しました。
中高年者の方が多く参加していました。
休憩時間中に40歳台の男性からお話しがありました。
過去何度か面接を受けましたが、だめでした。その原因は分っています。
と言うのでその原因は何ですか?と尋ねた。
「質問に対する答えを長々と話したからです」と言う。
さらに聴くと「質問に対し、簡潔に答えるべき。
そうすると相手がさらに質問をしてくるので、それに答えればよかった」と言う。
つまり、質問の答えは
求人側①前職ではどんなことをしていましたか?
応募者②はい、製造の仕事をしていました。
求人側①製造の仕事というのは具体的にどんな仕事ですか?
応募者②はい、それは○○○○です。
と「相手からの質問を挟んで」2段階で答えるべきだったと言うのです。
さて、読者の皆様はどのように考えますか?
筆者が考えるには、基本的に、一つの質問に一つの答えを述べるべきだと思います。
しかも、長々と話さず、簡潔・具体的に伝えるべきことをきちんと伝えることが
重要だと思います。
ところで読者の皆さん、国会の論戦を聞いたことがありますか?
短い会話を何度も繰り返すと、なんとなくいらいらしませんか?
質問にきちんと答えてよと言いたくなりますよね。
従って、質問の主旨にきちんと答えることが重要です。
そのために、要領よく答える必要があります。
まず、答えを手短かに答え、さらに詳しく述べる方法です。
詳しく述べると言ってもだらだらと話すのではなく、簡潔・具体的にです。
例えば
「あなたは、前職ではどのような仕事をされたのですか?」
答え方
①はい、○○の製造業で現場責任者をやりました。
②それは、○○で、原料の投入から、○○、○○、製品の包装までの製造工程を管理する現場責任者でありました。
①のみでは全く印象が残りませんね。
やはり①と②を答えたらやや印象が残りますよね。
少なくとも①のみで答え、さらに突っ込みの質問を待つ態度は
しない方がよいと思います。
なぜならば、質問者に主動権がありますので、
「突っ込みの質問をする場合」と「全く別の質問をする場合」があります。
そうすると、応募者側が自らの思いを十分伝えられないまま、
次の質問に移ることになります。
あとで悔いが残る結果になります。
これは、筆者の経験上からも言えます。
果たしてこれでよろしいのでしょうか?
やはり、きちんと伝えなければならないことは
「伝える」べきです。
そのために、簡潔・具体的にです。
後悔しないように。
お断り:画像は2020年9月7日挿入しました。