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緊張感が漂った秋田由利本荘の就職セミナー

去る28日、再就職支援セミナーの講師として雨の中由利本荘市へ車を走らせました。

仙台から片道200km。日帰りでした。
私にとって、車での移動で最も遠い場所です。
南の山形県酒田市には何度も足を運んでいます。ほとんどは宿泊します。
今回はほとんど一般道を利用しました。
高速道路を利用しても時間的に同じだと予測しました。
なぜならば、7月湯沢市にお邪魔しましたが、
往路は一般道、復路は高速道路を使用しました。
その結果、時間的には往復とも同じで、
高速道路の場合距離が50km多くしかも有料でした。
となると一般道で十分と判断したからです。

ところでセミナーは由利本荘市にある職業訓練センターにて、
フレッシュワークAKITAのセンター長様にもお手伝いをいただき、
3時間行いました。
受講者は20代~60代、様々な職業を経験した方々でした。
就職活動の基本的な事項を2時間、模擬面接を1時間、行いました。
今回のセミナーは非常に緊張した雰囲気でした。
なぜならば、休憩時間中に受講者から相談があり、次のことが分ったからです。

「面接当日、応募書類を持参する場合、封筒の取り扱いは
どのようにしたらよいですか?」

 

と相談を受けました。
その面接というのが翌日、つまり29日だというのです。
履歴書はまだ書いていないというのです。
私はその後、彼女のこととをかなり意識しながらセミナーを進めました。
また、そのことを皆さんにも紹介しました。
このようなことから会場内には緊張感が漂い始めました。

次の休憩時にはさらに驚くべきことがありました。

別の女性が申し出ました。
「私、実は今日4時45分から面接なんです!!」と
「え?(耳を疑いました、そしてうろたえました) 今日のセミナーは4時30分で終了予定ですが間に合うのですか?」
「はい、近くですのでだいじょうぶです。時間通り終わって頂ければ」というのです。

さらに、会場内に緊張感が漂いました。

 

3時30分からいよいよ模擬面接。
しかも、受講者の一人は、セミナー終了後直ちに面接を受ける。
私には余裕などなくなりました。
私の表情は淡々としても心の中では真剣そのものでした。彼女はもちろん、全員に応募者役、面接官役を経験していただきました。

他の受講者もいますので、彼女を特別扱いをするわけにはいきません。
しかし、このあとすぐ本番の面接を受けるため、
細かいことを指導しても受け入れることは難しいと考えましたので、
まずは緊張せずありのままを表現できるように指導しました。
もっと万全にして面接に臨めるようにすればよかったかも知れませんが、
あまりにも時間の余裕がありませんでした。

無事予定通りセミナーを終え、4時35分頃会場をあとにしました。
雨の中、ハンドルを握りながら、
受講者の皆さんの表情はたいへん明るくなり、
前向きに頑張ろうという気になってくれて本当に嬉しく思いました。

しかし、気がかりなのはその頃、緊張しながら面接を受けている彼女のことでした。
次に気がかりなのは当日履歴書を一生懸命に書いて、翌日面接を受ける女性のことでした。

受講者全員の、特に彼女たちの健闘と就職成功を心からお祈りしました。

お断り:画像は2020年9月8日挿入しました。

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