ラジオ番組になま出演、「あなたは何ができますか」は当然
去る9月6日(月)、22:00から始まったラジオの生番組に出演しました。
といっても電話で出演しました。
その番組はTBSラジオのニュース探求ラジオでお笑いのカンニング竹山さんと竹内香苗さんが担当したものです。
テーマは「失業率5.2%!雇用問題の現場を紐解く」(詳細は番組が終わってからわかりました) http://www.tbsradio.jp/dig/2010/09/post-344.html
実は当日の仕事を終え、着替えて夜の講演会および懇親会に参加するため、近くのバス停でバスを待っているときに、ラジオ局から携帯電話にかかってきました。
今雇用問題が注目されています。中高年の雇用について、「中高年者の就職力パワーアップの秘訣」の著者としてラジオで話していただけないか。
という内容でした。バスがいつくるかそわそわしながら拝聴しました。
最後に
ところでそれはいつのことですか?
はい、今夜11:00ですが対応できますか?
私はたいへん驚きつつ、ややしぶりながら了承しました。
その後お酒を飲む予定でしたが努めて遠慮しました。
2100頃タクシーで帰宅し、早速資料などを確認しました。
さらに、ラジオに出演することは珍しいため、使ったことのないMDコンポで
録音を試みましたがなかなかうまくいかず、約1時間経過後の2230頃にはようやく
録音できる状態にしました。
そして、ラジオのチューニングをやってもうまくいきませんでした。
あらためて電話のお話を思い出してみてわかりました。その番組は関東地区では放送されるが宮城県では放送されないとのこと。本当にがっかりしました。
2300頃10分前のお知らせの電話がなりました。
いよいよ2310頃電話がなり本番であることが告げられました。
ちょうどコマーシャルが流れておりました。
それが終わり、竹内アナウンサーから
「中高年者の就職力パワーアップの秘訣の著者である三上さんに電話でお話を伺いたいと思います。宮城県の三上さんですか?こんばんわー」
と電話の向こうから話しかけられました。
その後、具体的なお話になりました。
途中、視聴者からのFAXが読み上げられました。
50歳代の男性からです。
「私は数社の面接を受けましたが、どこでも「あなたは何ができますか」と聞かれた。
そんなことは応募先の会社が考えるべきことではないか。また、給料は半分以下になる。
だから、就職は二度としたくない」という旨の内容でした。
私はそのように考えている人のために、次のように話しました。
「今は求人が少なく求職者多い時代です。求職者が自ら売り込まなければ、
就職はかなり難しいですよ。
当然、自分が何ができるかをしっかりと把握し、伝える必要があります。
そのためには棚卸しをしっかりと行うことが重要です。」
少なくとも就職できない視聴者のためになるであろうと思い、
助言として申し上げました。
ところがどうもその番組は問題を掘り下げる番組なので、回答を述べるよりも問題をさらに掘り下げることが大切だったことにあとで気付きました。
どうも番組の趣旨に反していたようでした。
FAXの読み上げにより、話の方向が、中高年者の就職はかなり深刻な社会問題であることからはずれてしまいました。
番組の担当者に申し訳なかったと思っております。
しかし、あまりにもなげやり的な、諦めのFAX内容でしたので、その対処法を言わざるをえませんでした。残念でした。
また、機会があればもっとこの問題について、述べたいと思います。
私は、就職を希望する世の中高年者がその能力と意欲を余すことなく
発揮できる職場を確保できるよう心から願っております。
私もそのために様々な活動を続けてまいりたいと思っております。
お断り:画像は2020年9月8日挿入しました。