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成功に結び付く就職活動のコツ
平成30年12月8日、仙台国際センター展示棟にて、
東北経済産業局(受諾者:廣済堂)主催で
「宮城・東北 中核企業ガイダンス」(合同企業説明会)が行われます。
そのなかで、スペシャルコンテンツとして、
14:30から15:15の間、展示室1にて
ミドル・シニア層向けセミナー「中高年者の就職力パワーアップ講座」と称して、
当方が講演します。
その骨子を掲載しますので、関係者、特に受講者には、
ぜひご自身の就職活動に生かしていただければと思います。
1 面接へ前向きに臨む心構え
⑴ 見た目、話し方をおろそかにしない
人が印象を受けるのは、目と耳からがほとんど。
話す内容はそれほどでもないが、見た目、話し方は特に影響が大きい。
メラビアンの法則では、視覚情報(55%)と聴覚情報(38%)で93%を占める。
つまり、見た目と話し方で93%ということ。なお、残りの7%が言語情報。
見た目で重要なのは、姿勢、歩き方、目線、表情、丁寧なおじぎ、服装など。
話し方では、腹から出す力強い声、はきはきした言い方、語尾をはっきりと。
⑵ 面接で緊張しないようにする
面接がいやだという理由は緊張するから。面接では、緊張しないようになれ
ばいい。
緊張しないようにするためにはどうすればよいか?
そもそもなぜ緊張するのか?
人間は動物であり、本能をもっている。
「緊張」は自らを守るための「本能」が働くからである。
その「本能」の正体は、警戒心。
「本能」が働かないようにすればいい。
では、なぜ、「本能」が働くのか?
「未知の状況」に遭遇したから?
では、「未知の状況ではないこと」を、体になじませたらどうだろうか?
体になじませるために「練習」すること。
努めて本番に準じて練習すること。
うまく答えるためだけの練習では?
⑶ 面接は質問に答えるだけでいいか?
質問にさえ答えられないのは論外。
質問には当然答えるとともに、さらに、プラスαの答えを付け加える。
プラスαとは、自分の思い。
自分の思いとは?
⑷ 面接官の後ろに「就職後、活躍している自分が見えた」が就職活動の目標
就職活動の最終目標は、就職すること?面接を突破すること?
「就職して、活躍(能力発揮)している自分」を実現することではないか?
目の前にいる面接官は、それを妨害するEnemy(敵)か?
それともSupporter(味方、応援者、支援者、協力者)か?
2 就職活動のスタートは自己分析から
⑴ 就職活動の手順を守る
①雇用情勢と自分を知って、②就職条件を決め、
③それに応じた情報を収集し、④応募先を選定、
⑤そして応募書類(添え状+履歴書+職務経歴書)を作成・提出し、
⑥面接を受けるという一連の手順がある。
手順を無視すると就職活動は非効率になる。
⑵ 自己分析の徹底 ⇒自信 ⇒積極性 ⇒好結果
自己分析は自分を知るということ。
車のセールスマンは、売ろうとする車(商品)を知らないで売れるのか?
また、なぜ、カタログというツールを準備するか?
①「自分」という商品価値を知るということ。⇒「自分を知る」
②カタログ(応募書類)には、「自分」という商品価値を載せるということ
③そして、「自分」という商品を直接売り込む( ⇒ 面接)
つまり、就職活動では、一人で二役を分けて演じることが大切。
なので、自己分析は売り込むための「自分の価値・魅力」を探すこと。
すると、素晴らしい自分に気づき、自信に結びつく。
さらに、積極的に売り込みたくなり、それが意欲的にみられ、好結果に結びつく。
3 後悔しない方向性の決め方
⑴ 3つの視点から自己分析
10年前、中高年者を対象に本テーマのセミナーを担当した。大好評だった。
どんな仕事を選んだらいいのか?よく分からない人向きのプロセス。
そもそも、好きなことだけをしてお金をもらい、生きていければいい。
しかし、現実はそうはいかない。
ではどうやって自分の方向性を決めればいいのか?
①できることは何か?
②やりたいことは何か?
③向いていることは何か?
をそれぞれ独立的にリストアップする。
次に、①~③の
共通点を探す。
ここに目指す方向(選択肢)が生まれる。
⑵ 共通点を見出し、選択肢を比較検討し、総合的に判断
複数の目指す方向(選択肢)があれば、それぞれの選択肢を比較検討し、
最も高い評価を得た選択肢を目指す方向と定めればよい。
最も後悔しない決め方。
努めて早期に、ご自身が希望する職に就いて、ご活躍されることを心から祈念しております。