年賀状で求人情報の提供を依頼する
10月の雇用情勢を見ると確かに求人倍率は向上しております。
年齢制限禁止が原則なった今、全体的に喜ばしい事だと思います。
ただし、本当に中高年者用の求人が増えたのでしょうか?
これがデータ的には読めないところですが、実際に求職活動を行っている
中高年者にはその実感はないようです。
それでも、ひたすら懸命に求職活動をしている中高年者が見受けられます。
さて、新しい年を迎える時期になりました。
年賀状を本日25日までに投函すると元旦には届くそうです。
元旦に届く保証がなくとも、事情があって間に合いそうもない場合であっても
年内に出すべきだと思います。
ところで、年賀状は何のために出すのでしょうか?
単なる新年の挨拶だけでしょうか?
Sさんは、この点について詳しく教えてくれました。
受け手は、どんな年賀状をもらったら嬉しいか?
決まり切った文句・図柄よりも、その人の生きざま、現況などが分る内容だと非常に嬉しくなるもの。
だから、業務上はしかり、私生活における1年間の活動をあの小さなハガキにたくさん記述して
その人の人生を伝えるようにしているとのことでした。
私もSさんから年賀状をいただくと、非常に興味をもって読みます。
しかも、印象に残ります。普段会っていなくても、道でばったり会ったとしても、
すぐ会話に入れそうな気がします。できれば、会ってお話ししたいと思います。
なぜならば、さらに聞きたい興味のある話題がたくさんあるからです。
このように、年賀状の書き方一つで、受け手はその人に対する姿勢が変化します。
私も最近は1年間の出来事、感動したことなどを詳しく記述しています。
小さなハガキですので、読めなければ何にもなりません。
従って、工夫して読みやすくしております。
今回の年賀状には、初めて出版した著書「中高年者の就職力パワーアップの秘訣」を知人に
紹介するようお願いする一文を入れました。
つまり、今回の年賀状は、著書出版をお知らせするツールの一つだと考えました。
この年賀状を受け取った方は、もし、実際に私と会った際、この著書を話題にすることは
間違いないでしょう。
仮に、型どおりの年賀状であれば、お会いしたときはいつも通りの会話で終わるに違いありません。
よって、年賀状を積極的に活用すべきだと思います。
そこで、求職活動中の中高年者は、
①これまで通りの年賀状を出すのか?
あるいは
②今回の年賀状は別な形にするのか?
求職活動中であれば、自ら希望する業種、職種、企業などに関する情報の提供を
依頼するひと言を入れてみたらいかがでしょうか?
最も「失業中なので、いい仕事があったら教えて下さい」では協力を得ることはできません。
なぜならば、受け手は「いい仕事とは何か」が分らないため、情報提供ができないのです。
従って、出来る限り具体的に記述することが重要です。
求職中の中高年者の皆さん、今回の年賀状には、「求人情報の提供」を
依頼してみてはいかがでしょうか?
いや、自らを直接採用していただきたい旨の年賀状を書いてみてはいかがでしょうか?
お断り:画像は2020年9月9日挿入しました。