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感動した履歴書!

5月13日岩手県北上市市民交流プラザにおいてH講師と共に
就職支援セミナー実践コースを担当しました。

私は応募書類の添削指導担当です。
多くの受講者が事前に作成したあるいは
応募先から返却された応募書類などの提出を受けましたので
時間内に終了するかたいへん心配しましたが、
なんとかセミナー時間内に全員の添削指導を
終了させることができました。

その際、印象に残った3人の受講者の応募書類を紹介します。

60歳を超えた女性の履歴書を拝見して、
第一印象は
「出来る人、とても60歳を超えた人とは思えないエネルギーを感じた」
履歴書でした。

なぜ、そのような印象を持ったかと言いますと、
① 一字一字がのびのびと堂々と書かれている。
②全体のバランスがよいので安定感がある
③必要事項をきちんと書いている
④黒のインクが鮮明である。

従って、見ていて気持ちがよく、会ってみたいと思わせる履歴書でした。
本人に伝えましたが、「生涯現役」を目指し、年齢を壁を打ち破って、
是非とも職をつかんで下さいと申し上げました。

次に50歳台の男性の履歴書を拝見しました。
受講者中最も「粗末な印象」を受けました。
なぜならば
① 一字一字の大きさがまちまち
② 行間いっぱいを使っている
③ まるで、利き腕でない手で書いたような文字だが必死で書いたようだ

しかし、本人とお会いして分ったのは、本人は発病して障害認定を受けており、
利き腕が病気で使えなくなったため、普段使ったことがない手で書いたということでした。
それを知ったとたん、よくも書いたなあとたいへん感心しました。
私ならばあのようにはまずは書けません。
よほど努力をしないとあのようにできません。
必要な事項はすべて記載されており、一生懸命書いたことがよく分ります。
感動しました。
そのひたむきな態度がきっとよい方向に進むと思います。

次に40歳台の男性の職務経歴書と「職務経歴詳細書」を拝見しました。
パソコンを使用して作成されており、非常によくまとめられていました。
相当時間をかけたようです。
ただ、応募職種を決めていないというので、
さらに突っ込んだアドバイスは出来ませんでしたが、
よく自身の能力を把握しており、過去の経験を整理しておりました。
応募先さえ決めればかなり強烈な応募書類を作れる準備が、
確立されていたように思えました。

なお、「職務経歴詳細書」をよく見ると、職務棚卸しの内容でした。
本人に確認したらそのつもりですと言うことでした。
彼が素晴らしい職務経歴書を作れたのは、
きちんと棚卸しをしていたからです。
他の受講者にも彼の棚卸しを紹介したいと思った一瞬でした。

お断り:画像は2020年9月7日挿入しました。

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