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ニーズを実感し、目標・希望を確立してから就職活動を!

本日1400頃、当事務所に、お世話になっている就職支援関連企業の
訪問を受け、取材を受けました。
会話が盛り上がり、予定の時間をだいぶオーバーしたようでした。
聞き手が上手なのか、私の話し方が冗長だったのか、どうも私のせいかも知れません。
申し訳なく思いました。
ホンネのところ、普段、考えていることをずばりと尋ねてくれたので
答える側としてはたいへん気持ちよくついつい話し込んでしまいました。
訪問して頂き、たいへんありがとうございました。すっきりしました。

さて、お話しした内容の一部が、読者のために参考になるかと思い、
キーをたたき始めました。

ある質問は「現在就職難に苦しんでいる学生に、アドバイスをお願いします」
ということでした。
それに対し、私は次のとおり答えました。

世の中にはたくさんのニーズがあります。
大学の机、教室内から飛び出し、家の手伝い、アルバイトなど何でもいいから、
行動して見ること。それらのニーズを実感・体感して欲しいと思います。
他人から言葉で受け止めるのではなく、実際に現場に行き体験することが大事です。
すると何が必要で、どうあったらよいかが肌で分ります。

例えば、風呂掃除。鏡のくもりを簡単に取る方法、
又は曇らないようにするためにはどうしたらよいか。
さらに、どうすれば気持ちよい入浴ができるかなどと
掃除をしながら自分なりの考えを持つのです。
そうしたらこんなものがあったらいい、こんな浴室、こんなバスタブだったら
いいなあと気付くはずです。
しかし、現実はそうでない。
ならば、自分が快適な入浴法を追求しようかとなります。
これが仕事を選ぶ動機となるのではないでしょうか。

 

 

実は、今日は別な例を話しました。

エコが叫ばれています。
宮城県は環境税を導入します。
その点、自転車は環境にいいですね。
しかし、現実的には危険な車道を走るのが原則になっています。
実際はほとんど歩道を走っていますよね。
歩道は歩行者に対し危険を与え、段差などがあり走りづらい。
車道は危険で走りたくない。
じゃ、どうする?
これを解決する仕事はないものだろうか?
あるでしょう。
街作りを検討する仕事、歩道を改造する仕事、自転車を改造する仕事、標識を作る仕事、市民に広報する仕事、コマーシャルを作る仕事などたくさん考えられます。
これらから自分ができること、やりたいことを調べればいいのではないかと思います。

そのような身近なことから、将来の目標・希望を確立したらよいと思います。
「将来何をしたらよいのか分らない、しかし、就職したい」では
就職は難しいのではないでしょうか。
自分のやりたいことが明確であれば、それが達成できそうな企業に入社するという方法、                               あるいは自ら事業を興す方法もあるのです。

今の就職活動を見るとどうも「就社活動」ではないかと思います。
自分の目標・希望を強く持ち、それをいかに相手に熱意をもって
伝えるかが大事だと思います。
ただ、頭で考えていても前に進みません。
やはり、行動しなければなりません。
そして、自らの目標・希望が達成する可能性は高くなります。

という主旨のことを話しました。

これは、何も若い人だけではなく、高年齢者とて同じだと思います。
さらに、高年齢者には若い人にはない貴重な「経験」があるのです。
是非、若いに人たちに負けずに目標・希望達成に邁進して頂きたいと思っています。

「就社」ではなく「就職」を。

益々高齢者が増えております。
役割を見いだせない、果たせないで困って居る方が多いようです。
だからといって、何もしないことはよくありません。
高齢者こそ進んで社会における果たすべき役割を是非見つけましょう。

 

それが、これからの人生における「生きがい」となり、

介護予防にもつながり、ひいては医療費増大防止にもつながるのです。
役割を果たす。これは仕事をすることです。

 

お断り:画像は2020年9月10日挿入しました。

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