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酒田にて、社会福祉士T氏と高齢者問題を議論する
9月5日~6日の間、出張セミナーのため、山形県酒田市に滞在しました。
移動はすべて自家用車です。往路は曇り空でしたが、復路は秋晴れでした。
仙台宮城IC~村田JCT~山形道~月山道~山形道~酒田ICを経由。
走行距離は片道190km、おおむね2時間30分かかりました。
これは宮城県気仙沼市までの所要時間と同じです。
時間距離は気仙沼市と同じなんですね。
ところで、夜は1年ぶりに知人のT氏に会いました。彼の車で移動し、
庄内町余目にある小さなレストランで夕食をとりました。
その後、彼の行きつけの居酒屋に行き、とても安く美味しい焼き鳥を
つまみながら経営者の老夫婦と雑談をしました。
最初は私からの取材用質問から始めました。
いつ開業したのか? なぜ開業したのか?今後の目標は?
などと次々と質問しましたが老夫婦はすべて答えてくれました。
今度は私が質問され、答える番になりました。
印象的なのはこれまでは遠く離れている孫の小遣いのため、
店をやっていたが、最近はご主人をボケさせないため、
死ぬまでこの店を続けるのだという。
また、店をやっていることによりお客様からいろいろなことを
教わるのでとても勉強になるそうです。
そういえば、実は私も講師として、受講者に物事を教えているのではなく、
私自身が学ぶことが多いなあと感じており、感謝の気持ちでいっぱいです。
聞くとご主人は80歳(だったと思う)、奥様は75歳。
話しを聞いているうちに私は理想の高齢者ではないかと思うようになりました。
病院にもお世話にならず、介護保険を利用せず、自立している老夫婦、
表彰に値するのではと思いました。
今、日本人の平均寿命は男性79.64歳、女性は86.39歳で
超高齢社会となっております。
やはり、「仕事をする」、「役割を果たす」ことはいきがいであり、
健康であり、自立することだと思います。
誰だって、認知症にかかりたくない、寝たきりになりたくない、
介護のお世話になりたくないと思っているはずです。
じゃ、どうすればいい?
その答えはこの老夫婦が実践しています。
さて、T氏は30代の好青年ですが、某団体に所属し、
社会福祉士の資格を有しています。
彼は、高齢者問題を生涯のテーマとして学会などで発表している研究者
なのです。
さらに、認知症高齢者のための「成年後見人制度」を充実させようと
NPO法人設立準備をしています。
実際に高齢者問題解決実行者でもあるのです。
恐らく本格的な活動になればマスコミにもとりあげられるだろう。
是非、頑張って欲しいと思うし、できる限りの応援をしたいと思うし、
また、若い人が、しかも行政側の人間ではなく、
民間人として高齢者問題の解決に努力していることに心から敬意を表したいものです。
このような若い人が高齢者問題を考えています。
我々高齢者自身も、問題解決のため、何かをしなければなりません。
よく言われる「PPK」(ぴんぴんころりの略)でこれからの人生を
送りたいものです。
つまり、老いと戦いながら、介護にお世話にならず、いきいきした人生を送る、
そのために最後まで役割を果たすことを目指したいものです。
なお、最後に3日及び4日、仙台でご一緒に仕事をさせていただいた
福田町のBさん、水の森のOさんのリクエストに応えます。
酒田のおいしいものは、酒田ラーメンです。
私が食したのは創業50年「満月」のワンタンメン(700円)でした。
極薄のワンタンがとろりとした食感でした。
また、利府梨に匹敵する刈屋梨もおいしいですよ。
今回は残念ながら見ることはできませんでしたが、
前回見た「海に沈む夕日」は素晴らしいですね。
それから庄内平野から望む鳥海山も素晴らしい。
「送りびと」ロケ地でもあります。