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超高齢社会、これからの人生をどう生きる?
先日、公益社団法人柴田町シルバー人材センターから依頼を受け、
会員の皆様に講演をする機会をいただきました。
シルバー人材センターは、高年齢者を支援する民間組織として、
その重要な役割を果たしております。
当方の中高年齢者応援方針と重なる部分がありますので即座にお受けいたしました。
当日はセンター会員による総会を開催し、総会に引き続く講演会でした。
総会は約2時間かかったようです。
当方は15:10からの予定のところ15:15から理事長からの紹介を受け、
講演を始めました。
テーマは「超高齢社会、これからの人生をどう生きる?」という現実的で極めて大きなテーマとしました。
講演の概要は次のとおりです。
1 超高齢社会の現状
平成19年に65歳以上の方が日本の人口の21%を超え超高齢社会に突入
高齢化社会は人口の7%を超えた昭和45年に突入
その24年後の平成6年には高齢社会に突入
このスピードが最大の特徴であること。
よって社会の対応が遅れている
(国会では社会保障と税の一体改革について審議している)
2 人生80年
60歳男性を例にとると、20~60歳まで働いた総時間は約12万時間
60~80歳までの自由時間は約10万時間
60歳を基準に考えると60歳前と後では期間の長さは1/2となるが
働いた時間とこれからの自由時間を比較するとかなり近いこと
言い換えると、この自由に使える約10万時間をどのように使うのか?
という問題。
寝たきりで過ごす? 活発に活動して過ごす? 皆さんはどうする?
と問いかけた。
3 高齢者につきまとう三大不安とそれへの対応
①収入を得るのが益々困難になる不安
②社会から遠ざかり一人ぼっちになる不安
③体の機能が低下して病気が進行したり、増える不安
これらにどうやって対応すべきか?
4 悔やむことがなくかっこいい最期(さいご)とは
(1) 長野県の高森町で起こったPPK運動とは
(2) 終末医療に関わった青年医師がまとめた「死に際に後悔する25項目」に
ついて紹介
さいごに、なによりもメリハリのある生活を続け、好きなこと、得意なこと、
やりがいのあることにより地域、社会、人の役に立つことが重要ではないかと
締めくくらせていただきました。
高いステージからお話しさせていただきましたが、総会後の疲れにも
かかわらず一生懸命メモをとる方、うなずく方など見受けられ、
講師として身の引き締まる思いでした。
受講された皆さんには充実した幸せな人生を送っていただきたいと思います。
センター事務局の皆様、たいへんありがとうございました。