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還暦は人生の再スタート
青森県某中学校卒業生の同窓会。中学校を卒業してなんと45年も経った。
私は久しぶりに参加したので、幹事役の同窓生は驚いていた。
参加者は男女53名である。同じクラスだと昔の面影が残っているので、すぐ分かる。
同窓会は、平成24年8月15日14:00から青森県津軽の某所にて行われた。
まず、還暦祝いと厄払いの神事が行われた。
その後、記念撮影を行い、さらに懇親会へと移行した。
懇親会には、当時の先生も参加された。
参加者全員の近況報告を拝聴した。
はっきりした数字は言えないが、ほぼ半数が地元に住んでいる人たち。
あと半数の人たちは「旅の人」である。つまり、地元以外の土地に住んでいる人たちである。
参加者には地方自治体の幹部や会社社長もいる。地元の農業発展のため、尽力している方もいる。
ただ驚くことには、接した方はすべて、現役だということが分かった。
引退してのんびり生活をしている人は皆無だった。
たとえば、地元病院で看護師として活躍している女性が、来年3月で定年になるという。
定年後は、地元でボランティアで住民の健康相談をやりたいという。
また、私の友人で東京、中国、ベトナムに工場を持つ社長は、地元の雇用拡大のため、
わざわざ工場を建立して協力している姿は素晴らしい。
このように、社会のため、地元のため、頑張ろうとしている姿勢は美しい。
同窓生にこのような仲間がいることは本当にうれしい。
また、私自身も見習わなければと思う。
45年前にタイムスリットしたかのように思えたが、還暦は単なる通過点にしか過ぎなく
引き続き、社会のため、人のため努力する再スタートのきっかけとなればと思った。
なお、翌日16日東北道を南下して帰宅した。
途中、青森県田舎館村にて田んぼアートを鑑賞した。
テーマは東日本大震災で亡くなられた方々への鎮魂と厄払いの意味を込めた「悲母観音と不動明王」である。
素晴らしいアートである。