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障害者の生徒さんも働きたい!

久しぶりに書き込みます。
本日12月3日14:15~15:00の間、宮城県立西多賀支援学校で、
将来就職しようという生徒さんに出前講義を行いました。
実は、普通の高校生のようにお話ができるのか?
勝手に話をしないだろうか?などとたいへん心配していました。
従って会場に入るまではとても足取りが重く感じていました。
ところが、皆さん、車椅子に乗ったり、ベッドに横たわっての受講でしたが、
とても反応がよく、講師としてとてもやりやすかった生徒さんでした。
かえって、付き添いの先生方の方が緊張していた感じがしました。

主なテーマは「働くということはどんなこと?」「給与明細書の見方」について、
質問及び事例を交えて講義しました。給与明細書は筆者が若かりし頃の物を持参し、
現物として見せました。(実際は小さいので見えませんが。)
その明細書には扶養手当を含む総額は約18万円で、受領額はなんと約11万円。
支給の月日はわかるのですが、いつのものかわかりません。
よくもこの額で家族が生活していたものだと思います。
そう言えば、その頃は夫婦喧嘩が絶えなかったかもしれません。(笑)

短い時間でしたが講義の最後に質問の時間を設定しました。
すると「職場で他の人とうまくやっていくにはどうしたらよいか?」と
いう質問がありました。
そこで「丁寧な挨拶をすること、きちんと時間や約束、ルールを守ること、
報告をすることなどです。」と丁寧にお答えしました。
そして拍手を受け講義を終了しました。

その後、校長先生と担当の先生から驚きの言葉をいただきました。
「最後に質問をした子は、今日、入学以来初めて自分から手を上げて質問したのです。先生一同本当に驚いています。
あのとき後ろの方(先生たち)でどよめきがあったでしょう。
あの子が質問するという、奇跡が起こったのです。
講義はとてもよかったです。是非、機会があれば次もお願いします。」
というコメントをいただき、とても嬉しく思いました。
と同時に、将来、彼らには、職に就き自らの能力を十分発揮し働きがいを
感じてもらい、支えられる側から支える側になって欲しいと心から思いました。

本日は講義を担当させていただき、心から感謝をします。
ありがとうございます。
西多賀支援学校の生徒の皆さん、お元気で。
次回は職場で活躍している姿を拝見したいものですね。
ところで中高年者も頑張らないといけませんね。
(津軽弁では「中高年者もケパネバマイネハンデ。)

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