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「職業」とは「就職」とは「キャリア」とは何だ?
16日、大学生向けキャリア意識喚起事業の研修が行われた。
まず、日本教育大学院大学客員教授の梅澤正先生のお話しを拝聴した。
「職業とは」「就職とは」「キャリアとは」などと基本的な
お話しがあった。印象的だったのは日本は「就職」ではなく「就社」
ではないか。職業とは社会が必要としてものであり、
社会とつながっているものである。
その性格は①主体性 ②市民性 ③専門性
最後に「人は仕事を通じて幸福になる」
先生は、ご高齢にもかかわらず1時間半立ちっぱなしで、
てぶり身振りを使って、大学の先生らしからぬ分りやすく
ユーモアたっぷりにお話しされてとてもよかったと思います。
その後、参加者からそれぞれコメントがありました。
職安で就職支援を経験された方は、
若い方はもちろん、年配の方も「何をしたらよいか分らない」
「就活は何から手をつけたらよいものやら」と相談を受け、
ご本人も真剣に職業、人生について考えさせられたと言う。
そして、今、職業が見えない、職業を知る機会が少なくなったという。
就活の前に「職業(職業観)」について知る必要がある。
また、企業の役員の方は、若い人が就職意欲が低いのは、すべてが満たされているから、 大事にしすぎではないのか。 もっと、突き放す厳しさも必要ではないのか。
さらに、大学の教育内容と社会のニーズと一致していないから
就職ができないのではないか
など様々な意見・感想が寄せられました。
一方、大学の就職関係者からは、
昨年度に比し、就職内定率は厳しい。
そして、相談窓口へ来る学生が少なくなった。なぜか悩んでいる。
就職活動は、大学の授業に影響している。といった意見がありました。
就職支援に関わる団体の関係者からは
国の緊急雇用支援事業として、急きょ企業に声をかけて
就職説明会を開催したが、肝心の学生が集まらない。
本当に就職難なんでしょうか?
私見
①早い時期から家庭、社会などで職業経験をさせ、職業について理解させるべき
例えば、家庭内でお手伝いをさせる、地域の草取りに参加させるなど
一定の年齢になれば、自ら決心させるとともに責任をもたせる
(見方を変えれば、突き放す)
また、給料日は銀行振込みではなく「現金」にする。
家族全員の前で「現金」を確認し祝うセレモニーを行う。
②ところが今は大学生でも「働く」ことはどういうことか分らない。
過去を取り戻せないので、社会として今、手を打たなければならない。
当事者はたいへんだと思うが業務遂行努力を惜しまないで欲しい。
③仕事はつらいもの、たいへんだとしか思わず、幸せになる手段でもあること。
という意識を持たせるようにする
④「※オール他律」の人たちにいきなり、将来どうするのかと言っても戸惑うのが当然
ある事業所に、このような方がたくさんいることに気付いた。
※石原慎太郎東京都知事の言葉 「すべて人任せの人生という意」
なお、中高年齢者にも共通した事項があります。
①中高年者でも職業について知識がないこと
②何をしたらよいか分らない人が多いこと
③オール他律型人生の定年退職者
お断り:画像は2020年9月8日挿入しました。