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定年後、こけし職人へ転身!
数年前、何気なく訪れた白石市ホワイトキューブで、
目が釘付けになってしまいました。
なんと知人の千葉氏の名前を発見したからです。
そこは、毎年5月の連休中に、
全国的に知られている全日本こけしコンクールの会場となっている建物です。
たしか、彼は当方よりも10歳は年上なので70歳代のはず。
今年の平成27年5月3日13:30頃再びその会場を訪れました。
すると出品者としての彼の名前を見つけて彼の作品を眺めていました。
周りを見渡すとなんと本人がいたではないか。
とてもとても驚きました。
彼は、昭和53年頃、自衛隊の初級幹部を養成する
茨城県勝田市(現ひたちなか市)にある自衛隊施設学校でともに
学んだ学友です。
私は、当時新米中の新米で、千葉氏はベテラン中のベテランで
とてもお世話になった方です。
卒業後はともに勤務したことはありませんが、部隊で活躍され、
私よりも10年以上も前に定年退職しました。
定年退職後については詳しくは分かりませんが、民間会社に就職し、
2回目の定年退職を迎えたようでした。
その後はこけしづくりに専念し始めたようです。
しかし、現在は、地域の区長を務めるようになって、
こけしづくりの時間がなくなったと、嘆いていました。
思い起こせば、当時から絵心があり、文学的な人という印象がありました。
私は、当時「文武両道」を理想としていました。
「武」のみでは暴走する。
さりとて「文」だけでは弱体化する。
やはり、国を守る、国民を守るという強い意志と技術を持ち、
なおかつ、
文学的・芸術的な精神を持つことが
職業人としての人間的な成長に結びつくものと考えていました。
従って、千葉氏はまさに理想とする人でした。
そういえば、千葉氏は自己紹介するとき、こけし作りが趣味だと
発言していました。
それが、今やこけしづくりのプロとなって活躍されているのです。
全国から注文がはいるそうです。
中高年者を応援するこのブログにおいて、
是非とも紹介しなければ思っていましたが、
時間がとれず、本日になってしまいました。
知人にこのような方が活躍されていることは
本当に誇りに思いますし、人生の先輩として学ぶべきところがたくさんあります。
読者の皆様も、「定年したら、人生終わり」と考えずに、
第2の人生をより豊かに過ごしたらいかがでしょうか?
こけし職人 千葉正治久(ちばまさつぐ)氏の連絡先
〒983-1606 宮城県柴田郡柴田町大字船岡字七作217
電話0224-54-2911