義援金は奥松島海苔生産グループ「月光」へ
本年1月から2月頃にかけて、筆者の講師活動先の一つである、
自衛隊退職準備セミナー(自衛隊では業務管理教育と言っている)の
講義を担当した際、受講者(まもなく定年退職する予定の人たち)の皆さんに、
東日本大震災の被災者への義援金の募金を呼びかけたところ、
相当の金額が集まり、そのまま封筒に保管していました。
金額は確認しておりません。
車窓から見られた倒壊した建物
先日5月26日、津波被害を受け、すべての生産設備を失い、
全国各地からのボランティア支援を受けながら、
今年10月設置予定の海苔筏(いかだ)づくりに精を出して復興に頑張っている、
東松島市の奥松島月浜海苔生産グループ「月光」の皆様を訪ね、
その義援金を直接「月光」の代表である山内氏にお渡ししました。
直接お渡しして、正直言って肩の荷が降りました。
山内氏の自宅は写真の作業場の近くにあったのですが、
津波で流されてしまったとのこと。
そして近くの仮設住宅に住んでいるそうです。
近くの仮設住宅の状況
復興はとにもかくにも産業を復興させ、被災者はもちろんのこと、
これから仕事を求めている人も、自らの生きがいの場、
働き甲斐のある場を確保することが必要だと考えております。
「月光」の代表山内氏もそのような考えで、必死になり頑張っておられます。
10月の筏の設置作業が成功し、海苔の生産にまい進してほしいものです。
義援金募集にご協力してくれた方々へご報告とお礼を申し上げます。
また、「月光」の皆様の一日も早い復興をお祈りいたします。